LASTLOVE
政樹がギュッとあたしの肩を掴んだ。

(心配してくれてるんだ…)

「あたし、そういうのも嫌だったの。自分勝手かもしれないけど、ハッキリ言うね。」

美月が怒って立ち上がった。

「そんなの勝手よ!!翔はどおしてなの?!」

「俺は…ずっと奈緒のこと引きずってたんだ…。美月と付き合ったときはもちろん、美月を好きだと思った。でも時間がたつに連れて、やっぱりヅレが生じて来たんだ。」


「ひどいよ!!ヨリ戻すって、1番最低なコトよ!」

「ごめん…わかってる…」

誰もが黙りこくった。
かける言葉なんてない。
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