LASTLOVE

「だょね…そしたら今日ちょっとよろしくね♪翔も政樹君と話してみたいらしいからさ♪」

（てか…何を話したいの？）

かなり疑問だった。奈緒は頭がいいから苦手だ。
常に先のことを考えているし、あたしのことなんてお見通しみたいな雰囲気を醸し出している。

しかも昨日の今日で美月さんと話したいなんて…何を考えているのかさっぱり検討もつかなかった。

（ただのガールズトークかもだし♪）

あたしは気にしないようにして、砂地に向かった。