『あなたがいたから・・・』
『心友』

『えっ?』
杏が目にしたものは・・・。
侑也と沙希が2ケツしているとこだった。
杏は急に目から涙がでてきた。
自分でもわかっていた。
沙希と侑也が付き合ったコト今まで信じていなかった。
冗談だっておもっていた。
でも今目にして杏はやっと侑也と沙希は付き合っているのだと自覚した・・・。
『なんで?なんで沙希が侑也の後ろにのってるの?』
笑いがでてくる。
『うん・・・』
『なんで杏があそこにいないのかなぁ?あれ?なんでこんなに涙がでてくるの?』
『うん・・・』
可奈は『うん』としか言わない。
『やだよぉ』
杏は声をだして泣いた。
何時間泣いたかな?
『ちょっとは落ち着いた?』
『うん・・・』
可奈はいつも杏のことを心配してくれている。
『いつもありがと。いつも一緒にいてくれてありがと』
『あたりまえじゃん!心友じゃん!心友なんだからずっと一緒にいるにきまってんじゃんん!』
可奈が言う一つ一つの言葉で何かがこみ上げてくる・・・。
『あっ』
可奈がいった。
杏の目から大粒の涙がでてきた。
『なんで杏ないてるの?また悲しくなった?』
『ううん。違う。心友っていーなぁって思ったら涙がでてきたの』
『もぉww杏が泣くからうちも涙がでてきたじゃん!』
可奈の顔をみたら涙がでていた。
『本間心友っていーなぁ』
2人声をそろえっていった。
『フフっww』
『ねぇ。もぉこんな時間だよ!帰らなきゃ!』
あっ!泣いてたから時間とかきにしてなかった。
『ンぢゃばいちゃぁww』
杏と可奈は体が見えなくなるまで手を振り続けた。
はぁ。今日しった。心友の大切さを・・・。

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