どんな恋のカタチでも…

4月に入って初めての結夜の授業。


「ほ~ら、授業始めるぞ。」



結夜に会うのは約一週間ぶりだ。
髪が短くなっている!髪切ったんだ。




教科書の内容についてグループで
話し合っていると、結夜が私の後ろに
立って教科書に手を伸ばしてきた。


「ここの班はちゃんと内容分かったか?」

そう言って私の教科書を使って軽く説明
する。


私はそれだけでドキドキしているのに、
まして上から声がする。


「琉華、わかったか?」

私の顔を覗き込む...

顔が近い...

「わ、分かりました。」


「そうか、じゃあここの問題の答えを
黒板に書いて。」


「!?....はい。」

意地悪!!!
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