どんな恋のカタチでも…

そのあとずっと考えてた。


私は今まで一つの家族を壊しているって
実感とかがなかった。


今日、その事の重大さに気づいた。


涙が出てきそうになったのをこらえて、
私がまずやらないといけないことを
しようと思った。


「もしもし、結夜?」


「おぉ、どうした?」


「また結夜のアパートに行きたいんだけど
いいかな?」


「いいよ。空いてる日は...」

空いてる日はなるべく遅くあってと
願っていた。


「今週の土曜だな。」

今週の土曜...あと3日。


「わかった。わがまま言ってごめんね?」


「何だよ!急に、わがままなんか
じゃねぇーけど?」


「ありがとう。じゃあ、バイバイ。」
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