どんな恋のカタチでも…
私はいつの間にか家の前にいた。
「ただいま...。」
「おかえり。ちょうど仕事に出かける
ところだったの、後のことはお願いね。」
「うん。」
「元気ないけど、何かあった?」
お母さんに心配かけたくない...
「何にもないよ!いってらっしゃい。
仕事、頑張ってね。」
私は無理に笑顔をつくって言った。
「そう...。いってきます。」
ガチャン
扉の閉まる音でさっきのことを思い出し、
今まで我慢していたものが涙になって
溢れてきた...