どんな恋のカタチでも…
進路指導室に入り、琉華に気づかれない
ように軽く深呼吸をした。
そして、
「琉華、ごめん。」
「何で急に謝ってるんですか??」
そりゃそうだ。いきなり謝るのは
おかしいだろう。でも、まず謝らないと..
「琉華にこの学校が嫌いって言われてから
俺は少しでも好きになってもらうように
努力してきたつもりだ。」
「毎日毎日、琉華を見ているといつのまにか
琉華を生徒以上で見るようになってしまった....」
「先生....何言ってるんですか?」
「それでも俺はこの気持ちを抑えようとした。
でも、この気持ちは、日に日に増えていくばかりだ。」
「.........。」