どんな恋のカタチでも…

沈黙に耐えられなくなった私は、
「先生は何がしたいんですか?」


「何がしたいって?」


「先生は何で私を避けるんですか?
おかしいですよ!!」


「それは...あんなこと言ったから
話さないほうがいいかなって思って」
先生は弱々しく答えた。


その話を聞いてると苛立ちが増してきて、

「あのあと私、一人ずっと考えて
たんですよ?それに比べては先生は、
平然として他の女子と楽しく話したり、
私、馬鹿みたいじゃないですか!!」


「それって...嫉妬してくれてんの?」
美織と同じことを言った。


「何でそこで嫉妬っていう言葉が出てくるん
ですか?......もういいです!!」

そういって部屋を出ようとしたら、




ガシッ!!




手首をつかまれた。
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