生きて。笑いたい。
「何にも知らないくせにっ…!勝手な事言わないで!!」
クラスの誰もが、驚いていた。
きっとあたしがこんな大声を出すなんて思わなかったんだろう。
それとも、あんなに冷たいあたしが泣いてるのが、以外だったんだろうか
「…アンタなんかに、あたしの気持ちは分かんない…!!」
「………!!」
分かるわけ無いんだ。
もうすぐ死ぬっていうのが、どんなに怖いか
そんなあたしの事情に、他人を巻き込むっていうのが、どんなに辛いことか……
「……っ…………」
心臓のあたりに手を当てて、もう片方の手で涙を拭き取った。
冷静に考えると、なんで泣いたんだって気持ちが出てくる。
これじゃぁ余計皆に怪しまれる……。
無意識に心臓に手を置いちゃったけど。こんなあからさまな事したら駄目だ……
そう思ったあたしは、ゆっくり手を離そうとした。
けど……、
ドクンッ……―。
え…………?
あたしは離そうとしていた手を再び胸に押し当てた。
ドクンッ……―。
「…………っうあぁっ!…っは……!。」
痛い!痛い!
「……っ!。」
苦しい…!
皆にバレる……!!