生きて。笑いたい。
堪えたのに出てしまった一滴の涙は、あまりにも暖かかった。
「俺がどうしたいかは、俺が決める!!」
「………あぁ」
「…俺が辛くなるとか、そんなん考えんなよ。俺の幸せは俺んだ!。お前に心配される筋合いねぇ!!」
そうだ………
コイツは。軽はずみな事をポンポン言うような奴じゃない………
別に俺が可哀想とか…同情だとか………
そんな理由で人と一緒に居れる程。コイツはお人好しじゃない…………
「お前が病気なのは悲しいけど………。」
「………」
「『悲しい』で、そんな思い結局終りだ。」
「…………そうだな…」
コイツは自分だけ考えてる。
自分のしたいようにしてるだけ。
コイツは俺と一緒に居たいからここに居る。
今。笑いたいから笑ってやがる…………