生きて。笑いたい。




それをきっかけに、あたしと山本は仲良しになった。







何故か正樹よりも話があってしまう………。












「お前死ぬの怖いんだ?」




「うん。怖い。…もう………あたしの死へのカウントは始まったんだな…………………」





「何言ってんだ。
人なんて。生まれた時からすでにカウントは始まってんだろうが。被害者ぶってんなや。」





「あ…………そっか…」










お互いに教えられて教えて………。









山本の言うことは、何だか説得力あって………抵抗なくすんなり受け入れられる…………










…………自分と似ているのに。どこか違う世界観………








「…………山本。」




「何だ。」






「あたし。居なくなる前に…………………。山本に会えてよかったや…。」





「俺も神田が死ぬ前に話が出来て良かった。」













こんな重い話をスラスラ話せる日が来るなんて…………









山本といると、凄く心が安らぐ…………











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