生きて。笑いたい。







嫌だ。





嫌だ。









「…………嫌だ………。」









あたしはうずくまって、出てしまう涙を床にこぼした。








泣いたせいで、胸がぎゅうっと締め付けられた












辛い。



痛い。




苦しい。















こんなにも悲しい気持ちを。





神様はどうしてあたしに与えたんだろう。








「……………っ……」






ただ無言で、背中を擦ってくれる先生。










医者にも出来ない事はあるって分かってる………。








でも他に頼りがいないんだよ…………………












「生き………たい…………。」





「…………うん。」




「………もっと…生き…たい……………っ……」












今日。一体何人の人が死んだんだろう













明日。何人の人が死にたどり着くんだろう。













さっき見た






あの綺麗な空は。
どれほど遠くまで綺麗なままなんだろう。











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