生きて。笑いたい。
自分でも、俺の性格はひねくれてると思う
ホント、なにかと厄介な性格
柔軟に物事を捉えられない。
自分自身を周りの人に見せたくないし
目の前に居る奴の用な…………こんな、
ガキみたいに泣くだなんて事
…………出来ない。
「…………ホントに………っ好きなのかよ………?…」
「二度も言わせんな」
「…………でも…聞き間違えかも………」
「自分を信じろや」
正樹は純粋で、
誠実で、表情豊かで…………
俺には無いものばかりだ。
だから正樹を好きになった。
俺とは違う考え。
……………………そんな正樹の全てが、
俺はずっとずっと。
羨ましくて…………
「…………っホントに、好きなんだ………ぅっ…………」
――――ザアアアアアッ………
何で泣けんだ?
どうして?
俺だって、泣きてぇよ………
でも、泣けないんだよ…………
見栄張って、強がってんだよ……………………
俺もガキみたいに泣きてぇよ…………。
「…………………っ…」
泣きてぇよ…………。