生きて。笑いたい。
――――ガラガラッ
「神田っ!遅いぞ!!」
「…すみません」
「早く席に着け!」
あたしは小さく返事して。俯きながら席についた
「………………」
皆、見てる………………
やっぱり。昨日の事……?
あたしの記憶が無いって事……
あぁ…………。
『皆』じゃないや
あたしはチラッと、二個隣にいる吉濱を見た。
その瞳は…………もうあたしを映すことは無いの?
キュッ………………
胸が痛いよ………………
助けて。
正樹………………