君とあたしと…彼。
*1章節*

隣には…

チラチラと輝く小さな星…。

春を越した最近は
ジメジメと生温い風…

梅雨の時期だ。



無駄に暑い空気と…雨に
あたしの苛立ちが増す。




「有紗、行くぞ」

「…うん」


星から彼の背中に視線を戻し、
ゆっくり歩き始める。





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