君とあたしと…彼。
帰り道…
昴が立ち止まり、


「公園寄って行かない?」


と微笑んだ。



倉庫近くの公園のベンチに
昴と腰掛けて、
砂場で遊ぶ子供を見つめる。



「有紗さんはゆうが好き?」

「今更?…好きだよ」

「……。」

「なんで?」

「…俺、有紗さんが好き」

「…え…?」



太陽が2人を照らす中、
あたしと昴の視線が重なった。



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