君とあたしと…彼。

初泊まり

――数分後――


「有紗、買い物行くぞ」

「え?」

「夕飯の買出し」

「あ、うん!」



すっかり止まった涙を確認し、
あたし達は近くのスーパーへ。



「何食いたい?」


…もしかして…
ゆうが作るつもり!?

そんなことさせない!

あたしが作る!!



「あたしが作るからっ」

「は?」

「…オムライス決定ね」

「有紗が料理…」

「不満でも?」

「…頼んだよ」



ポンと乗せられた手…//


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