君とあたしと…彼。
「いなくなんないよね?」


ねぇ…ゆう…?
信じていいんだよね?



急にどうしてこんなこと…?

何をしても
この不安は消えなかった。



1人になれば、
すぐにこの不安が蘇り
ゆうの姿が浮かぶ。



きっと…
神様からの注意だったのかもしれない。



彼が現れる…

一歩手前の予知…――。



あたしはそんなこと
全く予想もしてなかった。

予想しないのが
あたりまえだったから。



だけど…
ゆう達は知っていたんだ。


彼が来ることを…――。


< 135 / 209 >

この作品をシェア

pagetop