君とあたしと…彼。
「2ヶ月と3週間ね」

「ぇ…」

「妊娠してるわよ?」

「そうですか」


やっぱり妊娠してた。


嬉しいようで
悲しい気もするのは…?



「相手はわかってるの?」

「はい」

「彼氏?」

「……。」



黙っていると、
先生は優しく微笑んだ。


「親と次は来てね?」

「…はい」

「生むかも決めて来てね」

「…はい」



一礼して個室を抜けた。



なんとなく学校には行く気になれず、
思い出の公園へと足を入れた。




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