君とあたしと…彼。

告白

「久しぶりじゃん?有紗」

「急にごめんね、大地」



そう大地の元へ…。


ゆうと別れた日以来、
学校に来なくなった大地。

もちろん朝の迎えも無くなった。



別れた日以来に会う大地は
やっぱり優しくて…
笑顔が輝かしい。



「話しでもあんのか?」

「すっごく大事なね」

「…へぇ」

「…ゆうに伝えて?」



“ゆう”の言葉に
大地の顔つきが変わり、
あたしの言葉を待ってる。



「明日…公園に来てって」

「…わかった、何時?」

「…一日待ってる」

「来ねぇと思うぞ」

「…信じてるから」

「…伝えとくわ」

「じゃね」



大地にはお世話ばっか掛けてる。


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