君とあたしと…彼。
「妊娠してるの…」

「……。」



一瞬にして空気が凍った。

何もかもが一瞬にして
止まった気がした。


後はゆうの返事のみ。



「…俺の子?」

「…ゆうの子だよ」

「マジ?」

「…うん」



返事が怖い。
「おろせ」とか言われたら…
あたし立ち直れないかも。



「っ!…ゆう?」


急に抱き締められ、
返事がわかんない。



「俺、学校辞めっから」

「それって…」

「生んでくれな?」

「…うん!」

「大事にすっから」



涙が零れたよ。
嬉しさを越えて幸せ涙。


言って良かったな…
相手がゆうで良かったな…
って今だから思える。



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