君とあたしと…彼。
そしてゆうと一緒に、
母子手帳をもらいに向かった。


赤ちゃんの絵が表示され、
ピンクの文字で
『母子手帳』と描かれている。



「頑張らなきゃ」

「俺も…」


手を繋いで家に帰った。



この日を気に、
ゆうの優しさが増した。


今まで以上に優しくなった。



料理はゆう担当だし、
洗濯もゆう…

何一つさせてくれない。


ただお茶を注ぎに行くだけでも…


「座ってろ」

「大丈夫なのに」

「いいから」


とあたしに拒否権無し。



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