君とあたしと…彼。
「あんな形で渡してワリーな」

「ううん。嬉しかった」

「…そっか」



ゆうとあたしは…
このネックレスで繋がってた。

ゆうを思って泣いた日も
このネックレスを通して
繋がっていたんだ。



「そろそろ寝ろ」

「そうする」

「おやすみ」



先に部屋に戻り、
ベッドに深く沈む。



明日は検診の日だ…――。



ベッドの中でお腹を擦り、
深い深い眠りへと浸った。




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