君とあたしと…彼。
行為が終わると、
ゆうはあたしに
服を着せながら、
「ごめん」とだけ呟いた。



「ゆう……好き…」

「…ん」



ゆうはあたしの肩を抱き、
みんなの元へと向かう。



「あ、ゆう!」

「んだよ」

「動き出したそうだ」

「…あァ」



大地が息を切らして
そう告げた瞬間…

あたしの身体に戻ってきた…震え。



その異変に気づいたゆうは
そっと抱き締めてくれる。



「心配すんな」

「…でも怖いよ、ゆう」

「俺がいっから」



ギュッと強く抱き締めるゆう。


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