君とあたしと…彼。
「お願いだから心配させんな」


と抱き締めてくれた。


「…ごめんね?ゆう」

「もう謝るな」



ギュッと力が強まり、
腕の中であたしは
何故か涙を流していた。



「今日は送ってく…俺が」

「うん」



数センチ先のゆうは
凄くかっこいい…。



金に近い髪色…
パッチリな目…
筋が通った鼻…
整った唇…

全てが愛しいんだ。




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