君とあたしと…彼。
だから…
たまに考える不安は
いつまでたっても消えない。



「心配すんな」


と気づけば彼に言われ、
顔を上げると目の前には
見慣れた自分家(ち)。



「ゆう?どういうこと?」

「だから俺の心配すんな」



彼はそう言って口元だけ緩めた。



彼から視線を逸らせず、
見つめていると…



「…ん……っ」

「おやすみ、有紗」


唇を奪われた次はホッペにキス。




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