君とあたしと…彼。
やっぱりゆうからのキスは
慣れそうにないな。



未だにドキドキしてるよ…。



「んじゃ…おやすみ」

「おやすみ、ゆう」



精一杯作った笑顔を
あたしはゆうに向けた。


泣き顔を最後にはしたくない。



「1人で頑張れな」

「大丈夫だよ」



そう答えると
ゆうは背を向け去った。



「…ゆう…」



もう会いたいよ。
もう…キスしたいよ。


どうか神様…
ゆうに力をかしてください…――。



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