君とあたしと…彼。
*3章節*

暗闇の光

精一杯の笑顔を
ゆうに向けて…数日。



今日は土曜で学校は休み。


ベッドから出れないでいると、
鳴り響いたチャイム…。



親が出るはずもない。


仕方なく1階に降り、
ガチャッと開けた玄関の先には…



「…だい、ち」

「よっ!元気してっか?」

「う、うん」



笑顔で大地が立っていた。


久しぶりの姿に
あたしは驚きを隠せず、
瞬きでさえ忘れていた。



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