君とあたしと…彼。
「いい加減にしろよ」


と押し倒され、
首を絞められる…っ!



「聖夜んとこ行けよ!!」

「や…め、て…」


このまま死ねば…
聖夜のとこに行けるの?

空の上で逢えるの?



照らす月に目を向けた時…
もの凄い音とともに
身体が軽くなった。


「…な、んで」



なんでいるの?
…なんで…っ?



「俺の有紗に触んな」

「…ッチ」



愁は怯えるように消え…。


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