君とあたしと…彼。
「すぐ会えるから」



そう言って頭を撫でてくれた。


「待ってる」

「んじゃおやすみ」

「おやすみ」



手を上げて去ったゆう。


無理だけはしないでほしい。
あたしのためとか…
思わなくていいから…

だから怪我だけはしないで。



夜空を見上げれば綺麗な星。


「聖夜…お別れが近いよ」



もうこれ以上考えれないんだ。


聖夜との思い出は…
もう動くことはないから。


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