君とあたしと…彼。
ピピピピピッ…。


頭上で鳴り響く目覚まし。



「…今日も雨か」


窓の外に太陽は見えず、
暗いどんよりした天気が見える。



テーブルの上の鏡に映る自分は
泣いて腫れた不細工な顔。


もう見慣れた顔の一つ。




制服に着替え、
玄関を出ると雨が降り出した。



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