君とあたしと…彼。
「聖夜の…友達?」

「そう…だから来てもらうよ」


と腕を握られ…
あの倉庫へと来たんだ。



真っ暗で辺りは何にも見えなかった。



手はロープで縛られ、
口はガムテープで塞がれ…

身動き一つできなかった。


そして現れたのが…ゆう…だった。



「へぇ?聖夜の女か」

「可愛いっすね」

「あいつ呼ぶか?」

「電話しましょうか?」



ゆう達の会話は何となく想像できた。


…ここに聖夜を呼ぶ。


…この人達は、
みんな聖夜の敵なんだ。



< 86 / 209 >

この作品をシェア

pagetop