君とあたしと…彼。
聖夜が来ても…
さすがにこの人数は無理だよ。



ざっと…100人近くはいる。


「ん~っ…!!」

「口だけ外せ」



バッと剥された痛みよりも
心のほうが痛かった。



「聖夜を呼ばないでっ」

「無理なんだ、ごめんな?」



昴は笑って電話を掛け始めた。


もう全てが終わった…
そう思ってた。



その後すぐに
聖夜が来たのは覚えてる。


だけど…その後の記憶は
何故か残ってないんだ。



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