ラブして★Honey×Honey!



「簡単なことだよ。」


「何が..」


普段なら直人の言葉に耳を傾けない俺だけど
今は助けがほしかった。



「好きなら好きってそのまま気持ちを伝えりゃいんじゃね?」


「...。」


「自分の方に振り向かせようって自分のものにしようとするまえに今思ってるキモチを伝えればいんだよ。キモチ伝えるのは勇気がいることだけど、例えその結果、上手くいかなくてもきっと必ず相手には何かちゃんと伝わるものがあるはず。俺はそー思うけど?少なくても琴子ちゃんはそういう子じゃねーの?」



昔から
父親と二人で暮らしてきた俺は

母親の愛情を知らない。



小学生に上がる前
大好きだった母親は

他の男を作ってでていった。



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