ラブして★Honey×Honey!
愛の告白アイシテル
★‡said琴子‡★
午後の男子寮は
寮母さんも買い出しで
ちょうど留守だった。
あたしは以前
佐々くんに聞いた部屋番号を思い出しながら
佐々くんの部屋に向かう。
「お邪魔しまぁす。」
小さな声で
部屋の扉を開けると
そこらじゅうに
服やゴミが散らばっていた。
さすが男の子たちだな....
前回あたしが来た時は
きっとキレイに片付けされていたんだろう。
あたしは
部屋にあがると
ベッドで眠る佐々くんを発見した。
「.....。」
その寝顔を見ると
なぜだかものすごく胸がきゅぅんとした。
おでこには汗が浮き
はぁはぁと
苦しそうに寝息をたてる佐々くん。
あたしはそんな佐々くんのおでこに
そっと手を伸ばした。
「...すごい熱。」
とりあえずまずは冷やさなきゃと
濡れタオルを用意して
佐々くんのおでこにのせた。