ラブして★Honey×Honey!
「あの、おいしくないかもだけど、お粥作ったからよかったら食べて?」
ベッドの脇にお盆を置くと
佐々くんが口を開いた。
「琴子...なんで」
「直人くんに聞いたんだ。」
「っアイツ////」
照れ臭そうにした佐々くんは
あたしから顔をそらした。
やっぱ図々しすぎたかな..
勝手に部屋に上がり込むなんて。
「やっぱり迷惑だよねっ?ごめんね!あたしすぐ帰る。」
その場を離れようとしたあたしを佐々くんは呼び止めた。
「琴子っ!!」
ビクッとし
あたしはその場に立ち止まる。
「この前はマジでごめん。」
布団をぎゅっと握りしめる佐々くんの手が
あたしの目に飛び込んできた。
やっぱり佐々くんも気になっていたんだ。
嫌な気分でいたのはあたしだけじゃなかったんだよね?
「ホントに悪かった。」
深々と頭をさげる佐々くんの姿に
心臓がトクントクンと高鳴った。
「もぅ大丈夫だよ!あたし気にしてないよ!!」