ラブして★Honey×Honey!
熱いアツイ金魚スクイ
そのあとも
あたしは佐々くんのことを妙に意識してしまい
ドキドキがとまらなかった。
「なぁ次アレやんねー?」
え?!
佐々くんが指さした先には
『金魚すくい』の暖簾がゆれていた。
「わっやろーぜ!マユりん金魚すくいだってよ!!俺たくさんゲットしちゃうからねー!!」
直人くんたちがきゃっきゃと
はしゃいでいる後ろを
あたしと佐々くんは数歩あとに追い掛ける。
「なにボサっとしてんだよ?行くぞ。」
そう言って掴まれた手の平から
ドクンドクンと佐々くんの熱が伝わる。
「俺、幼い頃親父によく夏祭り連れて来てもらったんだよな。」
そう嬉しそうに話す佐々くんの横顔を見つめながら
..実感した。
あたし
この人が大好きだ。