ラブして★Honey×Honey!



「こっちの小さなデメ金があたし。こっちの赤いコは少し大きいしキリっとしてるから佐々くんだね。」


あははっと
笑ったあたしに



「//////いちいちカワイすぎんだよっ!」



佐々くんが何かポツリと
呟いた。



「??」



その言葉がなんといったのか
人混みのざわめきに掻き消され

わからなかったけど


佐々くんの顔を覗きこんだ瞬間
金魚をもった左手を


ぐいっとひっぱられた。




「さっ佐々く..?!//」



「直人!!わりぃ!俺ら向こう行くからっ。」



「えっ?あ?!ちょっ..剣??」



前を行く直人くんに聞こえるよう
声をはった佐々くんは


そう告げると
慌てふためく直人くんをよそに



あたしの手を引いたまま
直人くんたちとは逆の方へ急いだ。



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