ラブして★Honey×Honey!
「じゃーな。」
「うん。バイバイ。」
ひらひらと
寮の入口で佐々くんに手を振る。
「そうだ。お前土曜日あけとけよっ!」
佐々くんが突然後ろを振り返ると
あたしに声が届くよう大きな身振りでそう言った。
「え?どうして?」
「デートすんだよ!」
「え?..なん..」
「俺のオンナにしてやるっつっただろ!」
「えっでもっ//あたし佐々くんの彼女になんてならないもん!」
ちょっとドキっとしたあたしは
慌てて断る。
そんなあたしに向かって佐々くんは
「お前に権言なんてねぇんだよ!」
一言残して去って行った。
.......。
「相変わらず俺様だなぁ///」
あたしは一人つぶやくと
なんだか胸の奥がトクンとしたんだ。