ラブして★Honey×Honey!
「そこの本取って。」
佐々くんはわざとあたしを見てからかっているのか
背が届かないような
高い場所にある本を指差す。
「..とっ、届かないっ。」
佐々くんはというと
精一杯背伸びして腕を伸ばすあたしの手を取って
ぷっと笑いながら
グイッと自分の胸の方へ引き寄せる。
そしてその後は
また、強引に唇を奪うんだ。
「.....っん....佐々く....ん...こんなとこで...ダメ...」
「へぇ?じゃぁしなくていいんだ?」
そういって意地悪に唇を離す。
あたしに権言なんてない。
だけどそれを期待するあたしも
どうかしちゃってる。