ラブして★Honey×Honey!
「キャー。ねぇ来たよっ!」
「今日もカッコイイっ!」
女の子たちがざわざわっと騒ぎ出す。
そこへ現れたのはもちろん佐々くんと直人くんだった。
「よっ。」
「さっ佐々くん!」
あたしの肩ごしに
後ろから顔を覗かせる佐々くんに
ドキッと心臓が跳ねる。
「美咲...お前なんつー順位...」
「う....」
もうそれ以上言わないで。
「いいの!あたしの夏休みは補習でいっぱい思い出づくりするんだからっ。」
あたしは強がって
フンッと鼻から息を吐き出した。