優しさに溢れたキミが好き
ふぅ。と息を整え、木之下先輩を見る。
奈美:好きです。もしよかったら第二ボタンください。
精一杯の言葉。
これ以上しゃべれない。
木之下:うん。いいよ。
木之下先輩は自分の第二ボタンを取って私の手の中に落とした。
嬉しい。
この言葉で埋め尽くされた。
木之下:あ!早く行かなきゃ!行こう?
いつもと変わらない対応をしてくれた。
返事をしようとする前に手を握られて、一緒に走った。