恋道
奈津美と公園に回ってガールズトークをすることになった。

「ゆーちゃんの隣は誰?」
「んとー、宇野だよ!」
「宇野??いいじゃん、宇野おもしろいじゃん」
「知ってるよ、でも話したことない」
「大丈夫!あいつとはす~ぐ打ち解けられるよ♪
人気者だしっ」

確かに宇野は可愛い顔して本当におもしろいやつ。
なのに頭はいいし、運動神経はいいし、人気者だし。

「う、うらやましーやつだよね、なんかむかつく」
「だーよーね!!シャイな体してよぅ!!」
「わーww、奈津美の下ネタはつげ~ん!!」
「あははっ!悪いけど、草食系男子に興味ねぇし♪あたし」
「えーwww草食系男子いいぢゃん!!」

あたしはよくわかんないけど、草食系男子のほうが好き。
奈津美はガッツリの肉食系男子が好きらしい。
今の彼氏も、5個年上の肉食系。

「あーー!!彼氏ほしい!!」
あたしは叫んだ。
「ゆいなにもすぐ出来るってぇ、可愛いし!」
「はー・・キモいよ、こんな女。できれは奈津美みたいに
綺麗系になりたかった…」

乙女のコンプレックスは多いもんだ。

「そっか?小さいほうが女の子らしいと思うけど…」
「はぁ?あたし女の子らしくないのに、チビですよ??」
「…あんた、体育系の女子だしね」

まぁね、どーせあたしはブスな女さ…くっ!!
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