恋道
幸助たちは楽しそう…
男子っていいよね、グループとかなしで
楽しそうだしっ!
女っつーもんは大変だ!

「あはははっ!」

ゆーちゃんが笑った。
え?なになに??

「あぁ~宇野!ご飯に牛乳かけんなし!」
「伊藤~、全部食えよ♪」
「あははっ、汚い~」

宇野が馬鹿やってる。
いいね、人気者は。
そんなことしても誰も嫌いにならない。

ぴゅっ!

幸助の牛乳があたしのご飯にかかった!
もちろんそんなことしたのは宇野!!

「ぎゃあ!!!」

「あ・・・」

しーん…

なにしてんのよ!!最悪~もお食べれないじゃん!
宇野め、悪ふざけもいいところだよ。

はー、あたしはため息つきながらご飯の蓋を閉めた。
「わりっ!岡本」
幸助が誤ってきた。
悪いのは幸助じゃなくて、宇野なのに…

「いいよ、てかパックの牛乳なんだから気をつけなきゃ!」
「はい~すんません」
「大丈夫?ティッシュあるよ~」
「あ、ありがと・・・」

ゆーちゃんからもらったティッシュで
手についた牛乳を拭こうとしたとき…

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