10日間の奇跡
流れるプールにウォータスライダー、ボートに浮き輪を投げ合ったりもした。
俺の心臓はこんなに運動してもなんともない絶好調だ。
とにかくやりたいことは全部やった。

最後に向かっているのは巨大迷路。結香は時々少し潜って道を見つけるところもあるという難しい、上級者コースに挑戦したいらしい。

「雷斗!!あったよ!!
早く行こ〜☆」

「おう!!」

迷路の入り口は2つあった。

「どうしよっか?」

俺が聞くと結香は目を輝かせていた。

「雷斗!!どっちが早くゴールに着くか競争しようよ!!」

俺は結香の考えにのることにした。

「それじゃ!!よーい……スタート☆」

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