君のもの。Ⅱ
僕たちの学校は中高一貫校だが、宮坂さんは他校に行ってしまった。
結局…、謝れもしなかったな。
「なぁ、琴夜っ!…俺ヤバいかもっ!!」
「何ぃ?」
「恋しちゃったかもっ…!!!!」
「へ?」
「ヤベェ~っ!!!!」
「あ、そのことなら悟に聞いたよっ♪…男の子なんだってね!」
「うんっ、そうそう!それがさぁ…可愛いんだよなぁ~」
「幼稚園児みたいなんでしょ?小っちゃくて可愛いんだねっ♪」
「…悟のヤツ、余計なことまでっ!」
「あははっ!」