君のもの。Ⅱ






放課後…―――。





タカはもう屋上にいるんだろうか?





タカにもうすぐ会えるんだと思うと自然と胸が弾んだ。







一段一段、階段を上る脚が軽く感じた。







―――…タカ。





僕はなんてバカだったんだろう…。





僕の過去が、まさか君までもを苦しめていたなんて。





僕は知らなかった…。





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