君のもの。Ⅱ






「タカ…何があったか分かんないけど…、元気出して?」



「……うん」









僕は下を向く。



琴夜は別れる最後まで手を繋いでいてくれた。



琴夜と手を離した瞬間…。





どうしてだろう…?







急に琴夜が遠くへ行ってしまった気がしたんだ。





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