君のもの。Ⅱ






家に着くと、タカの顔がいつもに増して赤く染まっている気がした。



さすがに、熱があるんじゃないかと思った僕は、少し強引にタカを部屋に連れていった。





ベッドにタカを寝かせると同時に、なんだか軽い睡魔に襲われる。



目を閉じれば、今にも別の世界に行ってしまいそうだ。



僕は遠慮なくベッドに潜り込む。





あの時、タカの顔が一段と赤くなったように見えたのは気のせいだったのかな?





タカがこんなに近くにいる…。





僕は、そんな小さな幸せを感じながら眠りについた。





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