君のもの。Ⅱ








はっと我に返る。



啓太を頭の中から追い出そうと必死になった。







また啓太のこと考えてた…。



…最低だ。







ダメだ…、タカの寝顔を見てると、どうしても啓太のこと…。





「タカっ…、…タカ起きて」





本当は起こしたくなかったんだ。



でも、啓太のことを考えてしまう自分がどうしても消えないから…。





「ぅ…ん、…こと…や…?」



目を擦りながら、ぼやっと天井を眺めているタカ。





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